弁護士が教えるストーカー被害の対策と無料で相談できる窓口

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元彼からのしつこい連絡が頻繁にくるようになりました。それからのこと、元カレからのストーキングが続いています。“一人になると、そのことばかりが考えてしまって”
怖くて仕方がありません。

“下手にストーカーを刺激すると、なにをされるかわからないし、そもそもどう対処すればわからない“これ以上、ストーカー被害を拡大させない具体的な対策や手段がわからないと悩んではいませんか。

ストーカー被害にあっているのなら、早急な対策が必要になります。あなたが思っているほど、ストーカーは簡単な問題ではありません。もし、あなたが間違った行動をとると、
暴力、殺人などの事件に発展する場合もあります。

警視庁の全国調査では、2016年度のストーカー被害件数は、2万2737件と過去最多になりました。ストーカーの被害はなんと2003年から13年間増加の一途をたどっています。

こういった被害が多くなっている中、正しい対処方法を身につけておくことで、あなたの安全を守ることができます。

ストーカーの被害に合えば、不安や恐怖があなたの中で溢れてしまいます。ぜひとも今回の記事で、被害を最小限にする手段を学んでください。

これだけは抑えておこう!あなたを守るためのポイント

ストーカーの対処するときのポイントは3つあります。

1、 早い時期にはっきりと拒絶する
2、 一人にならない
3、 ストーカーに負けない

執拗にあなたの私生活に入り込もうとし続けてきます。ストーカーはあなたが抵抗してこないようにするために、さまざまな行動を取ってきます。

ストーカーがあなたの私生活に入り込もうとすることで、あなたの私生活に不安で苦しめます。

また、それ以上に抵抗しなければならない状況になってしまい、ストーカーもその抵抗に対してさらに執拗な行動をとるという悪循環に陥ってしまいます。

最悪の事態になれば、殺人事件になる可能性も出てきます。ですから、ストーカーの最も大切な対処法は、軽微なうちに“はっきりと断ること”になります。

つまり、「もう連絡はやめてほしい」「もう会わないでほしい」ということも大切です。

しかし、こういった対応をとったとしても、ストーカーの行動はエスカレートしていくかもしれません。あなた一人ではどうしようもできない、そうなったとき、あなたの家族・友人などに協力してもらうのが大事になってきます。

日頃から意識しないといけないあなたがすること・できること

1. いつも安全を最優先しよう

ストーカーはその存在だけで、あなたの日常生活を壊しかけません。あなたが不安に感じた原因は、ストーカーのどんな行動がありましたか。身体的な不安や脅しのメールや嫌がらせなどがありましたか。

そうした行動からどのようなメッセージが伝わってきましたか。あなたを他人に触れさせたくない、自分のだけのものだ、とあなたを独占したい所有欲や執着を抱いているかもしれません。

その嫌がらせの時期や頻度、時間などは把握されていますか。そういった迫っている危険から逃れるために、一時避難する、という方法があります。

「一時」の避難でストーカー被害を解決することはできませんが、それでも必要な時があります。ストーカーを検挙して身柄を確保するという方法もあります。

ですが、これには警察への事情説明など、ある程度の時間と準備と証拠が必要になっていきます。即効性があるのは、探偵業社にストーカー調査を依頼することです。

うまくいけばわずか数日でストーカーの証拠をつかむことができ、また、調査のクオリティは警察にも引きを取らず、対応スピードが警察よりも早いので早期解決できるのが、
メリットでもあります。

話を戻しますが、「一時的」とは言え、たびたび普段の生活を投げ出して避難できるわけではありません。

普段の生活に危険が迫った時、躊躇なく確実に避難したり通報したりできるように、できるだけ早い段階で警察や探偵に相談しておく必要もあります。

あなたの安全性を高めてくれる支援はできるだけ活用するようにしましょう。

例えば、探偵業社の場合、すでに契約している状態であれば、即日対応でも捜査にでてくれます。探偵業社専属のカウンセラーとも、ストーカーの対応について相談にものってもらえます。

警察の場合では、110番緊急通報登録制度や防犯のための機材の貸し出しや、住民基本台帳法上の支援設置などが活用できます。

これは、ストーカーがあなたの住民票を請求した場合に、拒否してくれる制度になります。ストーカー事案のような現在進行形の犯罪の危険性はいつも変わっています。利用できる制度は活用して、あなたの私生活を守りましょう。

2.はっきり断ろう

ストーカーはあなたの許可を得ないまま、あなたの私生活に侵入しようとしています。ストーカーは自分の行いを正当化して、あなたに嫌がらせなどの行為を働きます。

これを許さないためにも、まずはあなたがはっきりと断ることが必要です。ストーカーに都合のよい解釈をさせないように、あやふやな言葉を使わずにはっきりと断る意思を伝えましょう。

伝える言葉は、「今後は私の私生活に干渉しないでください」と断る理由を説明する必要もありません。

あなたの都合や気持ちを説明して相手の理解を求めるメッセージにしてしまうと、相手に新しい情報やストーカーを続ける理由を与えることになります。

なにより拒絶するために出したのに、それを許してしまうかどうかの決定権を相手に与えてしまうことになるからです。

ここで難しいのが、相手に対するあなたの否定的な感情はあらわすべきではありません。

相手の逆恨み感情を刺激し復讐感情を強めてしまい、「誤解を解くために会ってほしい」と、接触の口実を与えることになりかねないからです。

こういった伝え方は普段の生活ではあまりしないので、そのぎこちなさから結局あやふやな表現で伝えてしまう傾向にあります。

私たちは人間関係のことになると、すこしでもことを大きくしないために良好な人間関係を続けようとしてしまいます。そのために相手を傷つけない表現で伝えてしまいます。

ですが、ストーカーはあなたの私生活から排除しなくてはいけません。そのためにも、
いたずらに刺激はせずに、はっきりと意思を伝える必要があります。

3. ストーカーに情報を与えない

あなたの普段の出来事、職場でのあなたやあなたがどんな人と接しているか、最近はまっていること、お気に入りの場所など、ストーカーにとってはほしくてたまらない情報です。

このような情報をTwitter、インスタグラムやFacebookなどのSNSに投稿することを控えるようにしましょう。

あなたの情報が漏れないように管理すること、ストーカーが知っている生活パターン(例えば、通勤時間や通勤ルートなど)は変えられるところで変え、あなたの日々の行動を把握されないようにしましょう。

4.ストーカーに「反応」を与えない

ストーカーはあなたの私生活に入り込み、あなたのことを知るために必死になっています。ストーカーにとっては、あなたのストーカーに合っていることに「反応」していることがあなたと関わっていると思わせてしまっています。

だから、あなたがストーカーに応答することは、二人のやりとりを望んでいるストーカーによっては、嬉しいことになります。また、その喜びを求めてストーカーの行動はエスカレートしていきます。

ストーカーが始まった時点で、たとえ拒否した内容を伝えていたとしても、ストーカーとの間には関係が再開したとしか認識されません。

ですから、「やめて」と伝えることもストーカーに反応を与えているので、反応は与えずに、司法的や行政的な保護と支援の制度を活用しましょう。

5.拒絶とストーキングの記録を保存する・証拠を残しておく

あなたからに意思表示は口頭でも、文章でも構いません。しかし、拒絶したという事実は、そのあとの法的支援を得るために、証明できる形で残しておくべきです。

そのためには、ストーカーとの会話を録音しておく必要があります。相手がこれまで使ってきたアドレス宛にあなたから送信して、それを保存するなどの方法があります。

拒絶に対して、相手方に反応があった場合は、その会話を録音し、証拠を保存しましょう。

電話の着信記録の保存、留守番電話の録音、届いた手紙・電子メールなどメッセージの保存、送られてきた物品の写真、ストーカーとの接近を撮影したビデオ動画など、こういった証拠は信頼性が強いので必ず保存しておきましょう。

油断は禁物ストーカーの立場を有利にするぜったいやってはいけないこと

被害を受けて怖いときや気持ちが悪いとき、痕跡を消したい衝動におそわれることがあります。

あるいは、ストーカーとして相手に拒絶した意思を伝えて、相手が「もうしない」と誓約を得ると、ほっとした安心感や明日に向けて気持ちを切り替えたくて、過去の被害の記録をすっきり処分したくなるかもしれません。

現実に、被害者がそういう気持ちから、ストーカーからのメールや電話記録などを削除してしますことが少なくありません。

しかし残念ながら、怖いから、気持ちが悪いからと目の前の痕跡を捨てても、ストーカーがなくなるわけではありません。また、いったん解決に見えても、ストーカーが再発することがよくあります。

あなたにとっては、問題解決と思った、「もうしない」という重要な誓約を、加害者はいとも簡単になかったことにして、あなたにつきまといます。

そういうストーカーこそ、より強い執着心を持っている危険な存在になります。

そういう時、被害を受けたあなたには証拠がなく、加害者の方には自分の都合のいい証拠だけがそろっていて、加害者に非があるか判断できなくなってしまいます。

あなたを悩ますストーカーの問題は、第3者の力も借りて適切に解決していき、あなたの安全を高めるために、被害に関わる証拠をあなたが持っていることが肝心になります。

終わったことなのに、過去の不快な被害記録を持っておくことがどうしても気持ち悪い場合には、あなたの目に触れない別の場所に転送したり、保存したりして、必要な時に取り出し使えるようにしておきましょう。

相談・支援を得るために事案の流れと証拠を整理する

⑴ 事実の流れを整理する

ストーカーは「忍び寄り」で見えにくい被害ですが、それに至る経過は、個人的な関係であるがゆえに外からはもっと見えにくいものです。

相談する相手が家族より職場や学校、職場や学校より警察や裁判所と、あなたの私生活から遠くなるほど、あなたの被害を伝えるには、客観的な説明が重要になります。

あなたの支援者に事情を理解してもらい、的確に対応してもらうために、事実の流れを整理していきます。

ステップ1

加害者はどういう人か

氏名、生年月日、住所、所属、性格、反社会的行動の経歴、過去の加害者の言動など。

もし、あなたが「怖い」と感じているならばどういう点にそう感じているのかも掘り下げて考えてみましょう。

ステップ2

加害者とあなたの関係

時系列に、知り合った時期・きっかけ、交際の始まり・内容、そのあとの同居・別居があればその時期、加害者との関係の変化とそれをめぐるやり取り、あなたからの拒絶とその具体的内容について、箇条書きで書いていきましょう。

ステップ3

ストーカー被害の記録

あなたが受けてきたストーカー被害を時系列に書き出していきましょう。そもそもストーカーとは、あなたやあなたの周囲の人の私生活に侵入し、
や恐怖を覚えさせることとなっています。

ストーカー行為規制法で規制されるストーカーの周りに、この広義の定義に当てはまる細々とした脅かしがあるはずです。

法的な規制対象行為とあいまって、あなたに向けた侵害が拡大している傾向がつかめます。

この定義に当てはめて、加害者のストーキングと思われる言動が開始した時期ときっかけ、その内容とあなたやあなたの周囲の人に与えた不安や脅威を整理しましょう。

⑵ 保存した記録から、整理した事実を裏付ける証拠を整理しよう

法的な警告や命令、行政的な支援を得るためには、あなたの被害が、その制度の適用をうける事案であるということがあったと家族や友人などの第3者にもわかるように、保存してきた記録から⑴で整理した事実の流れを裏付けられるよう証拠を整理しましょう。

ストーカーは、あなたの私的生活領域への侵入です。「侵入」とは、あなたの許可なく踏み込んでくることです。

ストーカーが交際等の相手なら、あなたがその交際や復縁を断ったこと、それにも関わらず嫌がらせやつきまといなどの行為が続いている事実、を証明する証拠を整理しましょう。

さまざまな記録のうち、電話の着信記録の保存、留守番電話の録音、届いた手紙・電子メール・SNSなどのメッセージ保存、送付されてきた物品の写真、あなたや家族の持ち物が汚されたり、壊されたりした写真、相手方の接近を撮影したビデオ動画などは、編集などの手が加えられないので証拠としての高い信頼性が認められます。

こういった記録がある場合はぜひ整理を行ってみましょう。弁護士は、このような事実と証拠のつきあわせを、裁判の準備のために行っています。

事件を捜査する警察官も同様です。司法的・行政的な命令を求める場合には、これらの専門職への相談が役に立ちます。

まとめ

今回は、ストーカー対策で必ず抑えてほしい内容を紹介させていただきました。大きく分けて、

◇必ず抑えてほしいポイント

・早い時期にはっきりと拒絶する
・一人にならない
・ストーカーに負けない

◇意識してほしい
あなたにできること

・いつも安全を最優先しよう
・はっきり断ろう
・ストーカーに情報を与えない
・ストーカーに「反応」を与えない
・拒絶とストーキングの記録を保存する・証拠を残しておく

◇周りの協力を得るために、
ストーカー被害の内容と証拠を整理する

主に3つになります。

ストーカー被害を完全に抑えることができなくても、被害を最小限に抑えるために知っておかなければいけない内容になります。少しでも被害を抑えるために、お役に立てれば幸いです。

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