5つのタイプ別にストーカーの特徴を知って対策することが大切

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警視庁の統計によると、2016年のストーカー相談件数は22,737件にのぼります。 ストーカー法規制違反は、769件とされており、過去最高と言われています。 日本でもストーカーの被害件数は増えていく傾向にあります。

イギリスでは、女性の5人に1人、男性でも10人に1人がストーカーの被害にあっています。 警察の調べによると、加害者はごく普通の人と思っていた恋人や友人が、いつのまにかストーカーになって、 被害者を苦しめています。

なぜこんなにもストーカー被害が拡大していくのか、その原因は主に男女の恋愛のもつれですが、最近では SNS( ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使った新しいストーカーの事件が増えてきています。

今の時代、誰でもストーカーになる可能性があります。

あなたが被害者にも、加害者にもならないために、どのような対策を打てばいいのか、今回は具体的な対策法をご紹介させていただきます。

ストーカーの被害者は、加害者にどういった処罰が下されるのか、よりも 自分の安全を最優先に考えます。 警察庁や専門のカウンセラーが考える対応策は、加害者を無害な存在にすることだと考えられています。

ここで言う無害な存在とは、加害者がストーキングをしないと自分で判断し、その決め事を守れるようになることです。

1、ストーカーからの贈り物はどう対処するべき

SNS が普及したことにより、 Twitter、FacebookやInstagram などの不特定多数向けのツールが活発に使用されていることで、相手が一対一の関係を求めてくるケースがあります。

ここで注意しなければいけないポイントは、相手が一方的に、踏み出してきたタイミングで、「あなたへの好意はありません」と伝える必要があります。

このタイミングで一言断っておくことが、相手をストーカーにさせないポイントになります。ですが、多くの人はこの一言を言わずに、相手に何も反応も返さないまま、無視をして、放置してしまいます。

この対応はストーカーを傷つけ、危険な状態にさせます。 すぐに返信を行って入れば、ストーカーもある程度納得して危害を加えません。そこであなたに好意はありませんと、 断る言葉を返したとしても、無視をされなかったこと、 自分の扱われ方において不満が残りにくくなります。

むしろ、はっきり断ることで、自分のポジションがどこにあるのかを気づき、 加害者も冷静に落ち着いて考えられるため、これから起こる被害を抑えることができます。

しかし、ストーカーに限らず、普通の人でも一度断られたぐらいではめげずに、あなたに対する好意を伝えるメッセージが一方的に送られ続けるようなことはあります。

好意がないにもかかわらず、そういったメッセージをもらい続けるのは非常にしんどいことではありますが、ここで無視せずにもう一度だけ相手に返信してあげてください。

TwitterやFacebook または、InstagramなどのSNSであれば、本人しか見えないように一対一で相手の気持ちをできるだけ傷つけないようにして、あなたがこのメッセージをもらっていることに対して、苦しい思いをしていることを素直に伝えるようにします。

それでもメッセージが送り続けられる場合や加害者からものを送ってきた場合は、どういった対処を行えば良いのでしょうか。

あなたがあまりよく思っていない人からものをプレゼントしてもらうことに対して、あまり気持ちのいいものではありませんよね。

プレゼントをもらった時に、あなたからはっきりと、「プレゼントをもらうことは、嬉しいけど受け取れません」と伝えるようにしましょう。

まずはっきりとあなたの意思を伝えることが大切です。ですが、ストーカーもそういった雰囲気を察してあなたが断れないような渡し方をしてくることもあります。

そんな時は、あなたの友達であったり、代理人にプレゼントを返してもらったり、連絡を取ってもらうようにします。

最近では、ストーカーによる被害により、殺人事件まで発展しているケースもあります。テレビやマスコミでもストーカーは、殺人犯とイメージする人が多くなりました。

ですが、ストーカーといっても実は様々なタイプのストーカーがいます。 このタイプによっては、理由や精神状態、危険度も違ってきます。

オーストラリアのメルボルンにあるモナッシュ大学の研究者やクイーンズランド州の司法精神保健機関などの関係機関は、2009年に精神科医などの専門家向けリスク評価手法である(ストーキング・リスク・ プロファイル)を開発

ストーカーを5つのタイプに分類されています。

1・ 拒絶型

親密な関係が崩れたことで発生すると言われています。通常被害者は元恋人で性的に親密な関係にあった人ですが、家族や親友に非常に近い関係にあった人が拒絶型のストーカーになりやすいです。

拒絶型ストーカーの目的としては、復縁を求めたり、パートナーに拒絶されたことに対しての復讐をしようとすることが挙げられています。被害者に対する怒りの原因を把握し、復讐よりも関係を元に戻すことを優先的に考える必要があります。

2・憎悪型

ストーカー自身がひどい扱いを受けていたり、被害者に何か屈辱を受けていると感じた時に発生すると言われています。

被害者はひどい扱いをしたとみなされた見知らぬ人か知人である可能性が高いです。犯人が被害者に対して被害妄想を繰り返し、復讐の方法としてストーキングを考えている場合、重度の精神疾患が原因となっていることがあります。

目的は復讐や仕返しの欲求でしたが、被害者の恐怖心から、加害者は支配感と征服感によって行動が持続的になります。

3・親しくなりたい型

孤独感や相談できる親しい相手がいないことで発生すると言われています。被害者は見知らぬ人か知人である可能性があります。

被害者とは実際に何にも無いにも関わらず、すでに被害者との間に関係があるという考えを持っています。

目的としては恋愛感情と親密な関係を気づいていくことです。親密につながっているという確信を持っていることから満足感を得て、ストーキングを継続させます。

4・相手にされない求愛型

孤独感や性欲が原因で見知らぬ人や知人をストーキングするタイプです。

しかし、親しくなりたい型とは、違い相手と会うか、 一時的な性的関係を得ることが目的です。被害者の苦痛には無関心であるので、社会的スキルが欠如していることも関係している。

5・略奪型

通常とは異なった性癖と興味を持ったストーカーのタイプです。ストーカーと聞けば、男性をイメージすると思いますが、このタイプは性的興味を抱いた見知らぬ女性であるケースが多いです。

ストーキング行為の多くは、 性的な満足を得るための手段として始められます。ストーキングは、用心していない被害者を対象としてえられる支配感と征服感と楽しむ手段であり、満足感でもあります。

※引用:平成26年ストーカー加害者に対する精神医学的・心理学的アプローチに関する調査研究報告書

2、SNSの時代「顔の見えないストーカー」への対策

現在、 SNS が浸透するに従って、一度も会ったことがないような人やメールアドレスすら知らない相手からストーキングをされるという事件が増えて来ています。

これは、「顔の見えないストーカー」と呼ばれています。これは、 SNS上で知り合った相手に関心を抱き、接近欲求を満たすため、 Twitter、 Facebook、 Instagram などで連絡をし、反応をまつ、と言った行動が行われています。

反応しないと、 実際にその人に会いに行き、様々な情報を手がかりにして相手の生活圏を把握し、待ち伏せしたりします。過去には、被害者の取引先に入社し、時間をかけて被害者の担当にのし上がったストーカーもいたと確認されています。

SNSをやらない

SNSのメリットとしては、今まで会ったことがない人と交流が持てることです。

しかし、 SNSで見知らぬ相手とやり取りをしていると、本名を伏せた匿名性の気軽さから本心を簡単に語ることができます。

そのせいで、いつのまにか相手を自分のことを理解してくれてる人だと思い込む人も出てきます。 見知らぬ相手から一対一の関係を求められ、あなたがそれを望まなかった場合、うやむやな関係にせず、すぐに断る必要があります。

ここで反応を取っておかないと、無視だけでは相手が断られていないと認識することがあるからです。

しかし、たとえあなたがどれだけ相手のことを 断っても、あなたのTwitter、Facebook、 InstagramなどのSNSに書き込みをしているだけで、相手は勝手に自分のメッセージを読んでくれているかもしれないと期待して、あなたが読んでる姿を想像して、興奮し始めるストーカーもいます。

SNSの場合、 ストーカーになった動機を考えたり、あなたの周りが問題に気づいて助けてくれたりすることが難しくなります。

もし長期間ストーカー行為が続くようなら、相手と一切連絡を取らないというのも一つの手ですが、加害者が自分だけ拒否されたと言う怒りに繋がりやすいので、SNS自体をやめることをオススメします。

情報を発信している人が受信者から一方的に、迫られると言ったことは昔からよくあることですが、 以前は芸能人などのごく一部の人しか大勢の人の前で発信はできませんでした。

しかし、今では、ネット社会になって多くの人が自由に情報を発信することができるようになったため、こうした相手にされない求愛型のストーカーによる被害が増えていっています。

3、実は男性よりも女性の方が多い

警視庁の調べで、ストーカー被害者の男女比率を見てみると 、なんと1対9の割合で、女性の被害が多いということがわかりました。

ストーカー被害にあった人のための相談室があり、 相談室に寄せられる案件の半分は女性が加害者という報告があります。

そして、女性加害者の方が誹謗中傷が書かれた文章を送りつけて、非常に攻撃的であると感じられたとカウンセラーから 報告されています。

女性ストーカーの恐ろしいところは、自分の子供をストーキングに使います。一つの例を出すと、40代女性で自分のアカウントをブロックされたということから、まだ中学生の娘のアカウントを使用し、被害を受けている男性に「母親が自殺したいと言っています。

どうか、助けてあげてください」と、LINEを入れさせたという事件も起こっています。

被害男性はこのことを警察に相談し、警察の事情聴取で加害者女性は事実を認めたそうです。 この件で一番の被害者は、加害者の娘になります。

子供は父親よりも母親に同情する傾向があると考えています。 今の世の中では、一人親家庭が増える一方で、こうした子供を利用した親子による共犯関係が増えていくのではないでしょうか。

4、外国人ストーカーの増加

高齢者と並んで、最近増えているのは外国人のストーカーです。これは日本人女性がドイツに留学した話になります。

その女性はドイツ人の技術者と交際していましたが、モラルハザードに悩まされ、その女性はその男性と別れて東京で一人暮らしをすることになりました。

しかし、男性は別れを認めずに、女性にメールと電話でつきまとっていたために、女性はその男性のアドレスや電話番号をブロックしました。

そこから男性は来日、女性の職場まで電話をしてきたとそうです。女性もどうやって職場がわかったのか、分からずに怖くなり、警察に相談しました。警察からは今後一切の連絡をしないように連絡するよう勧めました。

しかし、男性から再び何回も繰り返して電話がかかってきて、メールの件数も多くなりました。別れ話に納得していない男性は女性の自宅前をうろつき、夜になっても女性は心配で仕方ありませんでした。

会社の上司に相談してみても、迷惑そうな態度をとられたので、その女性は新しい恋人に協力を頼むことにしました。恋人は自分の上司にも相談し、加害者の男性を帰国させるよう依頼しました。

結果として加害者は帰国とまではいかなかったのですが、恋人の上司が放置できないと考え、監視を強化してもらえたようです。その後被害は報告されていません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は被害件数が年々増加しているストーカー問題の対処方法についてご紹介させていただきました。

ストーカーには5種類のタイプがあり、それぞれの特性を知ることによって、正しい対処方法を行うことができます。

また、ストーカーの加害者には、女性と外国人のストーカーが増加しています。従来と異なったタイプのストーカーが出現していることで、今後もストーカー問題について、対応が複雑になっていきそうですね。今回の記事で少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

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